2005年02月02日

●簡単デジカメ講座、雪景色に黒い犬

今日は簡単デジカメ写真講座です。

雪景色を背景に黒い犬を撮るのは難しい!カメラ任せに撮ると、必ず風露は真っ黒に撮れてしまいます。
オート機能で雪景色を撮ると、「わっ、明るすぎる!」と思ったカメラが自動的に明るさを押さえて撮影しようとします。目がくらんだカメラが目を細めてしまうわけで、その結果、全体的に暗めに写ってしまうのです。結果、雪はどんよりグレーっぽく、黒い風露はさらに真っ黒になり、目鼻口の区別が付かない黒い塊になってしまいます。例→2002年真っ黒風露
こんなに真っ黒に写ってしまうと、風露全体が黒つぶれしているので、レタッチでいくら明るくしても風露は黒い塊のままです。


風露を見た目に近く撮るためにはカメラ任せではだめ。“黒い犬をもっと明るく”という意味でカメラの露出補正を手動でプラス側に設定します。そうすると風露は目鼻口の区別や茶色のミックス具合がわかるようになりますが、背景は白飛びして真っ白けになります。
肉眼で見ると風露も雪景色もどちらもちゃんと見えるのに、カメラでは黒か白のどちらかがつぶれてしまうのは、一度に認識できる光の幅が人間の目よりもカメラの方が狭いからです。人間の目はカメラよりずっと高機能なので、明るいものも暗いものもちゃんと見ることができます。カメラでは黒いものを優先して露出を決めると、どうしても白の階調が飛んでしまうのです(カメラの目では「もう見えないよ~!」という状態になる)。

↑の風露の写真はCanon IXY 400 Digitalというコンパクトデジカメで撮ったものです。背景が白く飛んでいますが、風露の顔はちゃんと見えています。レタッチはしていません。
デジカメには測光方式を選べる機能が付いているものがかなりあると思いますが、オートだと普通は多分割測光です。その場合は上記のようにプラス補正でOKなんですが、この写真はスポット測光で撮りました。
スポット測光というのは、画面の真ん中の光量だけを測り、露出をカメラが決めるもの。真ん中に風露を入れて撮れば、カメラは周りの雪景色は無視し、「暗いぞ。明るく撮らなくちゃ。」と、黒つぶれしないように黒いものをグレーっぽく明るく撮ろうとします。その結果、風露は実物よりも明るく灰色に撮れてしまうので、”もうちょっと黒みを出して”という意味でマイナスの露出補正をピッピッとボタンを押して設定します。
ちなみに↑の写真は、スポット測光で露出補正-2/3、それ以外はオートで撮っています。実際の風露の色具合からすると、もう1段マイナス補正しても良かったかな~、ってところです。(^^ゞ

と、よくわかっているふうに書きましたが、その通りにやってみてもなぜか上手くいかないことがしょっちゅうです。理屈はわかっていても、自在に露出をコントロールできるまでにはまだまだ未熟、露出は勉強中です。その点、デジカメだと失敗をおそれず撮れるし、その場で確認して何度も撮り直しが出来るのは非常に便利ですね~。

デジカメで写真を撮っても、なんか写りがいまいちだなあと思うときは、この露出補正をするとかなり改善されます。液晶モニターで見て、「なんか白っぽすぎ」と思ったらマイナス補正を、「なんか暗いなあ」と思ったらプラス補正をしてみてください。何段も補正して何枚も撮っていれば、そのうちの1枚はきっと適正露出で撮れるはず!

夕焼けを撮るときなんかは、マイナス補正すると赤い空の色がよくでます。(^^)v
↓露出補正-1、ホワイトバランス太陽光

最近は日本中で雪が降っているようなのでみなさんデジカメに撮られると思いますが、雪景色を撮るときは多少プラス補正がいいみたいですよ。

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Tracked on 2006年08月20日 17:19
コメント

とてもわかりやすいデジカメ講座を
ありがとうございます。
「風露くん?ちゃん?」の横顔の表情が
とても穏やかで、すごくいいです。
勝手に私のパソコンの壁紙につかわせてもらいました。
素朴な疑問なんですが、普通、動物って
カメラを向けるとレンズのほうを「なんだぁ?」
でなかんじでカメラ目線になってしまいますよね?
そこらへんのシャッターチャンスをどのように
ねらうのかということも聞いてみたいものです。
ところで私はほとんどROM専門なんですが、
画像データを勝手にダウンロードして個人的にではありますが、使用させてもらいましたので、了承を得るためにもコメントさせてもらいました。
ではまた…。

Posted by ヌケサク鳥 at 2005年02月05日 17:46

ヌケサク鳥さん、こんにちは。

動物の写真って本当に難しいですよね。
こっち向いて欲しいから名前を呼ぶと、その場所にいて欲しいのに寄ってくるし。
そうでなければ、たいてい後ろを向いている気がします。回り込んで顔を写そうとするとすぐに向きを変えてまたお尻をこっちに向けるし(ヤギもその傾向が)。(^◇^;)
フィルムカメラでは難しいかもしれませんが、デジカメなら失敗しても大丈夫だから、とにかく撮りまくるしかないんじゃないかなあ。モデルさん撮影みたいにパシャパシャ何枚も撮れば、その中にきっと成功カットがあるはず。
撮りまくり作戦、是非やってみてください!

画像データ、どうぞお使いください。個人的に楽しんでいただく分には全然OKです!

Posted by Miyuki at 2005年02月06日 08:12
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